「近江牛」や「松坂牛」や「米沢牛」などは日本三大和牛と呼ばれている

「近江牛」や「松坂牛」や「米沢牛」などは日本三大和牛と呼ばれている
日本の三大和牛をご存知でしょうか。
一般的には滋賀県の近江牛、三重県の松阪牛、山形県の米沢牛が知られており、それぞれがブランド牛の代表格と言えるでしょう。
中でも近江牛は、江戸時代の彦根藩から徳川家への献上品としての歴史があり、雌牛・去勢された雄牛の黒毛和牛を認証しています。
松阪牛は、日本一とも呼ばれている戦後に誕生したブランド牛であり、三重県の雲出川以南・宮川以北の地域にて肥育日数500日以上を超える雌の処女牛を認証します。
米沢牛は、上杉鷹山が創設した藩校興譲館の外国人教師チャールズ・ヘンリー・ダラスが高く評価したことから名を知られるようになりました。
山形県米沢市周辺にて米沢牛銘柄推進協議会が認定した置賜地方3市5町に居住し、登録された牛舎で18ヶ月以上かけて飼育されたものが認証されます。
日本三大和牛は日本だけでなく世界的にも評価されており、ブランドを守るために認証制度を設けることで厳格に管理されています。
日本では個性的な味を持つ和牛が目白押しです
日本は世界屈指のグルメ大国と呼ばれており、各地では地元でしか消費をされていない色んな食材があります。
農林水産省では1990年代頃から、それらの分類化を実施しており、ブランド牛という項目も新しく開設をされました。
ここで簡単に、和牛にスポットを当てて紹介をしていきましょう。
2021年現在で、計20品目のブランド牛が存在しています。
まず1番目に登録をされたのが、兵庫県但馬地方で飼育をされている但馬牛です。
そのほか米沢・神戸・松坂牛などがあり、九州では赤牛という野生の和牛も存在しています。
どの品種も個性的な味を持っており、肉質もまったく違います。
但馬牛であればあまり運動をさせていないことから、肉全体にサシと呼ばれる脂肪が多く、全体が白っぽい肉に仕上がっているのがポイントです。
反対に運動をしっかりとさせている赤牛なら、筋肉質で脂肪分が一切なく少し硬い和牛になっています。
個性があるからこそ、ブランド化が実現しました。